![地域の資源として「稲作」の価値を高めて「お米」に光を当てたかったんです。](http://kome83.xsrv.jp/wp/wp-content/uploads/2012/02/omoi002.gif)
![omoi003 めはり寿司](http://kome83.xsrv.jp/wp/wp-content/uploads/2012/02/omoi003.jpg)
めはり寿司
![omoi004 おかいさん(茶粥)](http://kome83.xsrv.jp/wp/wp-content/uploads/2012/02/omoi004.jpg)
おかいさん(茶粥)
熊野の地は、めはり寿司やさんま寿司に代表されるように、お米を食べる食文化が根付いています。また、「おかいさん(茶粥)」も和歌山県独特の食文化です。
これだけ、暮らしの中に米を食べることがかかわりが深いのに、こと「稲作」になるとそれほど発達しているとはいえません。
県外のブランド米の勢いがどうしても強く、せっかくお米を作っても仕事として成り立たないということもあるのです。
そのため、お米作りは兼業で行い、お米に心血を注げないという現状から、近年では休耕田も増えています。田んぼは一度休めてしまうと、復活させるのがホンマに難しいんです。
![omoi005 雄大に流れる熊野川](http://kome83.xsrv.jp/wp/wp-content/uploads/2012/02/omoi005.jpg)
雄大に流れる熊野川
![omoi006 熊野にある円座石(わろうだいし)](http://kome83.xsrv.jp/wp/wp-content/uploads/2012/02/omoi006.jpg)
熊野にある円座石(わろうだいし)
ボクはそれをどうにかしたかった。
県外から観光にこられた皆さんは口をそろえてこう言います。
「和歌山は空気も水もきれい」
こんな素晴らしい自然条件だから、おいしいお米はきっとできるはず。ただ単に作るだけじゃなくて、工夫をしながら作れば、きっとおいしいお米ができて、それが胸を張れる地域のブランドになると思ったんです。
そして、この地域には海の幸も山の幸も豊富です。また、世界遺産として有名な熊野の地は、昔から「よみがえりの地」として人が多く訪れる観光地でもありました。
こんな熊野の地で日本食の基本中の基本、おいしいお米を作りたかったんです。地域でおいしいお米ができて、そしてそれが熊野地域のブランドとして認められたら、
■水田が守られる
■作り手の意識が変わる
■後継者も安心できる
といったことも実現ができると思っています。
![omoi007 「地域を見直し、新しい価値を創造し、モノとココロが一緒に流通する」](http://kome83.xsrv.jp/wp/wp-content/uploads/2012/02/omoi007.gif)
熊野米プロジェクトのキャッチフレーズは
「地域を見直し、新しい価値を創造し、モノとココロが一緒に流通する」です。
作り手である農家さんにも表に出てもらって 、お米とそれを作った農家さんの心も一緒に皆さんのところへ届けられたらと思っています。